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どこからが「嘘」となり、どこまでを「マーケティング」と呼べるのだろう。買い手が満足なら、それでも良いといえる。
けれども白を黒と呼べば罪である。京都の九条ネギと称して普通のネギを出せばすぐ嘘だと知れる。
「メニュー偽装」を犯した阪急阪神ホテルズは消費者の基準を随分甘くみたものだ。
慌ててメニューを書き直しているレストランがどこかにあるのではないか。急に産地を書かなくなった店は疑うことにしよう。
「成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、平凡なことを忠実に実行できない若者は、将来の見込みはない。」
阪急電鉄創業者 小林一三の言葉である。
2013.10.25 日経新聞
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