「輝く今日を見つめて」2013.7.22

情報

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500円唐揚げ丼で注目の松屋 公式アプリもランキング上昇中             exdroid 717

http://exdroid.jp/d/59438/

・牛丼御三家と呼ばれるのが吉野家、すき家、松屋。かつては280円牛丼など激しい低価格競争

 が話題になったが、最近はハンバーガー業界と同様、高価格化がトレンドになりつつある。

・松屋は7月に同社の丼物では最高値となる「唐揚げ丼」(並盛500円)を発売。そのタイミングに

 合わせてリニューアルした公式アンドロイドアプリ「松屋フーズ公式アプリ」がランキングを上昇

 中だ。これは約2年前にリリースされた松屋の公式アプリを全面リニューアルし、別アプリとして

 リリースしたもの。店舗で使えるクーポンはもちろんのこと、現在地や駅名からの店舗検索にも

 対応し、材料の栄養成分やアレルギー情報なども公開されている。

・また、松屋には地域限定メニューがあり、近畿や東海地方限定で発売中の冷やし山形だしう

 どんなどの情報も入手できる。メニュー写真はいずれもデカデカと掲載され、大変食欲をそそ

 られる。小腹がすく深夜には見るだけでも危険なアプリと言えそうだ。

・かつては、すき家、松屋の低価格攻勢に吉野家がタジタジと報じられた牛丼業界だが、最近は

 その状況が逆転。すき家、松屋は価格を下げ過ぎたせいで客単価が伸び悩み、今年5月時点

 で松屋は店舗売り上げ高が14か月連続で前年比マイナス。すき家に至っては21か月連続でマ

 イナスという苦戦を強いられている。その逆に吉野家は2か月連続のプラスということだが、この

 戦いの決着がつくのはまだまだ先のことになりそうだ。

・流通ジャーナリストの故・金子哲雄氏は2011年の記事で「大手牛丼チェーンY社の牛丼(並)380

 円のうち、経費は238円で、食材費は137円。これらを差し引くと、利益はわずか5円です」と分析

 し、牛丼がいかに利益率の低い商品なのかを解説している。現在の状況は若干変わったかもし

 れないが、松屋が今後どのような勝負を仕掛けてくるか楽しみだ。

・アンドロイドアプリ「松屋フーズ公式アプリ」はプッシュ通知で新店舗のオープン情報なども入手

 可能。牛丼以外の丼ものや定食などでも独自のカラーを発揮しつつある松屋の今後に注目し

 たい。

 

TPP交渉直前解説(1)協議どう進む?―関税分野、まず2国間           日経新聞 718

・環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐる交渉に日本は7月23日午後から正式参加する。交渉

 はどのように進み、いつヤマ場を迎えるのか。日本の攻めと守りの戦略は。ポイントを5回に

 分けて整理する。

・米国やカナダらが参加するTPP交渉は域内の貿易や投資の拡大に向けて関税などさまざまな

 障壁をなくすのがねらいだ。いまはマレーシアで18回目となる交渉会合を開いている。21分野

 を対象に計24の作業部会があるが、今回は13の作業部会を開く。通信網の開放を進める「電

 気通信」や「税関手続き」を簡単にするルールづくりなどはすでに大筋で交渉がまとまったためだ。

・最大の焦点が農産品や工業製品の関税の撤廃や引き下げをめぐる交渉だ。いわゆる「市場ア

 クセス」といわれる分野の交渉はスピードを上げる目的で水面下の2国間協議を軸に進めてい

 る。その際に必要なのが、自国が特定の産品の関税率を引き下げたりなくしたりする案をまとめ

 た譲許表(じょうきょひょう)の提示だ。

・たとえば日本はAやBの品目の関税をなくすという譲許表を相手国に示す。同時に相手国にもC

 やDの品目の関税をなくすように働きかける。自らの提案(オファー)と、相手国への要求(リクエ

 スト)を重ねる交渉は、「リクエスト・オファー形式」とよばれる。

・マレーシアで開く関税交渉の作業部会では2カ国協議で積み上げた結果を多国間の交渉テーブ

 ルにのせて話し合うもようだ。日本が譲許表を示すのは今回の交渉会合ではなく、8月以降に米

 国などと予定する2国間協議の場となる。

・著作権や特許のルール作りを話し合う「知的財産」など関税以外の分野では参加国がひとつの

 テーブルについて協議する多国間協議が主流だ。こうした作業部会をとりまとめるのが各国の

 首席交渉官による会合だ。懸念の案件に政治判断を下す役割も担う。

・米国はTPP交渉の年内妥結を参加国に働きかけているが、関税交渉などが難航しており、越年

 するとの見方が大勢だ。ただ、オバマ政権は2014年11月の米議会中間選挙でTPP交渉の成

 果をアピールしたい考えで、来年春ごろにはヤマ場を迎えそうだ。

 

中国食肉生産量やや減少傾向を示す(2013年上半期)                   済龍 717

http://www.chinapress.jp/03_1/37384/

2013717日、中国国家統計局が2013年上半期の肉生産統計データを発表した。

・中国20131月?6月における肉類(豚肉・牛肉・羊肉・鶏肉)生産量は、2012年同期から0.2

 減少し、3916万トンに留まった。同期肉生産量の内、豚肉の生産量が、2012年同期比1%増加

 し2614万を占めている。

・また、上半期のブタ飼育数は、2012年同期比0.6%減の45260万頭。豚出荷数は前年同期比

 1.1%増の34211万頭となっている。

・上半期のブタ輸出数は、2012年同期比2.5%増の69万頭、ブタ輸出総額は、前年同期比6.6

 減の18839万ドルに留まった。

 

増税控え改装ラッシュ、買い控えに備え、集客力高める―、スーパー・ドラッグ 日経新聞 718

・ドラッグストアや食品スーパーが2013年度、既存店の改装を大幅に増やす。ドラッグストア

 では最大手のマツモトキヨシホールディングスが店舗数で12年度比3割増を計画。大手6社

 合計では5割増の550店規模になる。スーパーも首都圏のサミットやいなげやが12年度の

 3倍強を改装する。14年春以降の消費増税を見据え、集客力を高めて消費者の買い控えに

 よる売り上げの落ち込みを抑える。

・マツモトキヨシは13年度に120店の改装を予定。都市部の店舗で化粧品や医薬品の売り場

 を拡張し、薬剤師らが商品を時間をかけて説明する接客カウンターを増やす。処方箋を受け

 付ける調剤窓口の設置店を広げるとともに加工食品や飲料の品ぞろえを拡充し、シニアの利

 用も取り込む。

・「セイジョー」や「セガミ」などの運営会社6社を4月に統合したココカラファインは12年度の2・7

 倍の107店の改装を計画。化粧品などを中心に接客ができる売り場に変えるほか、冷凍庫や

 冷蔵庫を導入して食品売り場も強化する。

・サンドラッグ、スギホールディングス、ツルハホールディングス、CFSコーポレーションも改装は

 過去最高水準になる見込み。多くは集客力のある食品の品ぞろえを手厚くする。CFSは住宅

 地の店舗で管理栄養士による健康相談など新しいサービスも始めた。

・食品スーパーではいなげやが13年度から2年で全約140店を改装する計画。13年度は約

 60店に5億円を投じ、利益率の高い総菜の売り場を広げる。6月に総菜売り場を2倍にした

 浦和ときわ店(さいたま市)の売り上げは2割伸びた。

・サミットは15億円をかけて14店を改装し、出来たての総菜を提供するキッチンカウンターを設

 ける。東武ストアも13年度の改装投資を2倍の13億円に引き上げるほか、北海道が地盤の

 アークスも改装投資を12年度の2倍の24億円にする。

・スーパーは従来、新規出店で増収を維持してきた。ただ、地域の店舗が過剰になるなどし、既

 存店では苦戦が目立っている。「新店に比べると改装は少ない投資で売り上げの押し上げ効

 果が見込める」(大手スーパー幹部)との判断も改装を後押ししている。

・ニッセイ基礎研究所の試算によると、消費税率の引き上げに伴う可処分所得の減少は個人消

 費を3兆4000億円押し下げ、「影響は日常の消費により色濃く出る」(斎藤太郎経済調査室

 長)。 日本経済新聞社の調査では消費増税への備えとして、13年度に約25%のスーパーが

 「既存店の改装に取り組む」と回答した。増税後の生き残りに向け、スーパーは競合が激しくな

 っているコンビニエンスストアとの違いを打ち出しやすい総菜に力を入れることで既存店をテコ

 入れする考えだ。

 

「知多牛」全国の頂点に ブランド拡大に勢い                      中日新聞 718

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130718/CK2013071802000050.html

・知多半島で生産されている「知多牛」が、大阪市であった肉の品評会「南港(なんこう)市場

 交雑牛枝肉共励会」で、最高位の最優秀賞を受けた。全国の厳選された交雑牛の頂点に

 選ばれ、三位の優秀賞二席にも一頭が入る快挙。生産者らは知多牛ブランドのさらなる周

 知に力を入れている。

・八日にあったこの共励会は、和牛とホルスタイン種を掛け合わせた交雑牛の品評会では全

 国最大規模。西日本を中心に全国各地の畜産農家が八十四頭を出品し、食肉解体された

 枝肉の霜降り状態や色などが審査された。

・知多半島の畜産農家四十五戸でつくる「知多牛肉牛部会」は、生後二十二カ月以上の七頭

 を出品した。

・最優秀賞は武豊町梨子ノ木の畜産農家石川健一さん(47)が育てた「知多牛・響(ひびき)」

 が受賞。霜降りの度合いを十二段階で表す「BMS」で十等級を獲得し、二位の八等級を大

 きく上回った。石川さんは「自分が一番驚いている。日頃から丁寧に牛を観察したことが実を

 結んだ」と喜ぶ。知多牛肉牛部会事務局の伊藤幸介さん(43)は「十等級の評価を受けるの

 は和牛でも難しく、交雑牛では大変珍しい。これを機に知多牛の名前を全国に広めたい」と

 意気込む。

・受賞した肉は、知多牛の店「黒牛の里半田店」(半田市岩滑西町)で今月末から味わえる。

 (問)黒牛の里半田店=電0569(23)8672