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何者かが盲導犬を刺す
盲導犬オスカーは、目の役割を果たす対等なパートナー。
被害に遭ったのは、全盲の男性(61)と盲導犬のオスカーだ。
男性とオスカーは、JR浦和駅から電車に乗り職場へ向かった。
職場の店舗に到着すると、店長が「それ、血じゃないの!?」と声を上げた。
オスカーは、抜け毛を散らさないようにTシャツタイプの服を着ている。
その服の、お尻の上のあたりが真っ赤に染まっていたのだ。
服をめくると、腰のあたりから流血していた。
服に傷がなかったことから、何かに引っ掛けた”事故”ではなく、
何者かがわざわざ服をめくってつけた傷であることは明白だった。
犬は比較的痛みに強い動物だ。加えて、盲導犬のオスカーは人に対する攻撃性を持たない。
吠えることはおろか声を上げることもめったにないという。
「抵抗しない」ことにつけ込んだ卑劣な人間の仕業、同じ人間として恥ずかしい。
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