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『批判ばかりされた子どもは、非難することを覚える
殴られて大きくなった子どもは、力に頼ることを覚える
笑いものにされた子どもは、物を言わずにいることを覚える
皮肉にさらされた子どもは、鈍い良心の持ち主となる
激励を受けた子どもは、自信を覚える
寛容に出会った子どもは忍耐を覚える
賞賛を受けた子どもは、評価することを覚える
フェアプレーを経験した子どもは、公正を覚える
友情を知る子どもは、親切を覚える
安心を経験した子どもは、信頼を覚える
かわいがられ、抱きしめられた子どもは、
世界中の愛情を感じ取ることを覚える』
この詩はアメリカの家庭教育学者ドロシー・ロー・ノルトが作った詩ですが、スウェーデンでは中学校の社会科の教科書に収録されているそうです。
この詩を紹介された皇太子さまはこう続けます。「子どもを持ってつくづく感じますが、この詩は、人と人の結び付きの大切さ、人を愛することの大切さ、人への思いやりなど今の社会でともすれば忘れられがちな、しかし、子どもの成長過程でとても大切な要素を見事に表現していると思います。非常にこの詩には、私は感銘を受けました。」
少子化が進む日本において、今後益々「子は宝」となっていきます。ただし、その子供たちがこの先どう育っていくかは、大人である私たちの姿勢次第でしょう。そういった意味では上の詩がこれを機に広く知れ渡って欲しいと思います。皇太子さまが感銘を受けたこの詩が新しい元号と共に慈愛に満ちた国日本を作っていくことを願います。
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