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成長続くコンビニ業界
今、コンビニエンスストアは私達の日常生活には欠かすことができないといっても
大げさではなくなってきました。お菓子や飲み物など、スーパーに行けば安く買う
ことのできる物でも「近い」という理由からコンビニを利用する人がほとんどだと
思います。
特に、コンビニの一番の魅力と言えば「24時間営業」ではないでしょうか。
どんな時間でも営業しており色々な商品が買えることが現代の忙しい社会人の
ニーズに合っているといえます。
コンビニの原型は、1927年のアメリカで誕生したと言われています。
もともとは、氷を専門に販売していた会社が経営する1店舗で雑貨品や食料品を
販売するようになったのがルーツだそうです。国土が広く、まとめ買いが一般的
だったアメリカで買い忘れや保存の効かない食料品などを日常的に購入できる
ことから評判を呼ぶこととなりました。その後、1928年からチェーン店として事業化し
朝7時から夜11時まで営業していたことから「7?ELEVEN」と名付けられ日本にも
広まりました。
日本でのコンビニの誕生は諸説ありますが、1970年前後の説が一般的です。
1960年代後半、高度経済成長の中でスーパーマーケットが急成長しましたが地元の
商店街との共存共栄や出店場所の制限などがあり、スーパー各社は新業態として
本格的にコンビニ事業に乗り出し拡大することとなりました。
コンビニ業界の勢力が拡大する中、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートは
それぞれのプライベートブランド商品の強化を行い他社との差別化を図っています。
近年では、歩いて5分間隔のエリアに同じ会社のコンビニがたくさん出店されて
いるのを見かけることもあると思います。これは、「ドミナント戦略」と呼ばれ特定の
地域を対象に競業他社や競合他社に比べ市場シェア率の向上や独占をするために
行われているのです。
さらに、コンビニ各社で値下げや品揃えを増やしており、今となっては、コンビニの
ライバルはスーパーなどではなく他のコンビニへと変わってきています。
今日では、上記3社は海外にも数多くの店舗を出店しておりその勢いは国内で
だけでは止まらないようです。コンビニは24時間営業で食料品や日用品が揃って
いて、さらに宅急便や宅配サービスもあり、もはや「コンビニで出来ないことはない」と
言えるほど様々なサービスが充実しています。
今後さらに、各コンビニ間でどれだけの差別化ができるかが焦点となりそうです。
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