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【「鳥貴族」の調子が良い。】
居酒屋不況の中、280円均一を売り物にする大阪の「鳥貴族」の調子が良いそうです。
既存店売上高はずっとプラス、7月には株式店頭公開を果たしました!
創業者の大倉忠司さんは、「関ジャニ∞」のメンバー大倉忠義の父親して有名ですが
雑誌などのインタビューでも、浮ついたところは全く無し!!
「創業時から国産チルドの鳥を店内で調理するというスタンスは一切変わっていません。」
「弊社は焼き鳥専門店なので、品質にこだわらなければ、顧客の支持は得られません。」
「非効率になりますが、ここを崩すと従業員は誇りを持てません。」
「一方で客単価は居酒屋業界ではボトムでしょう。」
「小売業も同じですが、市場が成熟するほど、顧客のニーズ、ウオンツは高まり、
総合的な売り方は通用しなくなります。」
「専門化した方が品質も上げやすいし、ブランディングも明確にしやすい。」
「増税後も既存店売上高は上がっています。」
「過去の増税やリーマン・ショックもそうでしたが、社内ではピンチではなく、
むしろチャンスになると言っていました。」
「一時、安売り業態はダメと言われましたが、私はいつの時代も低価格は強いと思っている。
ただ汎用品では勝てません。」
しかもこの「鳥貴族」 いかにも低価格だけが売りのチェーンと思われがちですが、
低迷した時期には、ワザと大型店を大阪一番の繁華街「道頓堀」に出店して、
社員のモチベーションを上げている!!
ここに掲載したインタビューの内容は最近の記事ですが、実は2009年の「日経レストラン」
でも同じことを言っている!?ブレナイところが素晴らしい!!
調理師学校を出て徒手空拳で「焼き鳥屋」を始めたオッサンでも、真面目に現実に取り組めば
大手コンサルに大金を払わなくても、優れた「経営戦略」や「マーケティング」が出来るのです。
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