「輝く今日を見つめて」2015.10.8

「とらや17代目の挨拶文に賞賛の嵐」
私も商人の鑑と感動しました。

——————————————————————————————
ご愛顧くださったみなさまへ
10月2日、虎屋のホームページに、赤坂本店の休業を知らせる「十七代 黒川光博より
赤坂本店をご愛顧くださったみなさまへ」と題したメッセージが掲載されました。
行灯(あんどん)をモチーフにした本社ビルの思い出などを振り返りながら、
この51年間で迎えたお客とのやりとりを振り返っています。
3日と空けずにご来店くださり、きまってお汁粉を召し上がる男性のお客様。
毎朝お母さまとご一緒に小形羊羹を1つお買い求めくださっていた、当時幼稚園生で
いらしたお客様。ある時おひとりでお見えになったので、心配になった店員が外へ出
てみると、お母さまがこっそり隠れて見守っていらっしゃったということもありました。
車椅子でご来店くださっていた、100歳になられる女性のお客様。入院生活に入られ
てからはご家族が生菓子や干菓子をお買い求めくださいました。お食事ができなくな
られてからも、弊社の干菓子をくずしながらお召し上がりになったと伺っています。
このようにお客様とともに過ごさせて頂いた時間をここに書き尽くすことは到底でき
ませんが、おひとりおひとりのお姿は、強く私たちの心に焼き付いています。
——————————————————————————————