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「巧遅は拙速に如かず」(こうちはせっそくにしかず)
ある飲食チェーンの社長が、雑誌インタビューの中で「座右の銘は何?」との質問に対して
この、「巧遅は拙速に如かず」という言葉を挙げていました。
ご存知の通り、中国の兵法書「孫子」ですよね!
巧遅とは、たくみでも遅いことであり、拙速とは、つたなくても速いということです。
直訳すると、「出来がよくて遅いよりは、出来は悪くても速いほうがよい。」ですかねぇ
つまり、「仕事が早いにこしたことはない」と言っています。
もちろん何から何まで「巧遅より拙速」が良いわけではありませんよね。
多少時間がかかっても、高い完成度を目指すべきことはあるわけで・・・
そんなことから、100%納得できる「コトバ」では無かったんですが、
『トヨタの育て方』という本の中に、次のような内容がありました。
トヨタは生産方式の基本姿勢として、8項目を掲げています。
その一つに「改善は巧遅より拙速を尊ぶ」があります。
完璧な改善策を考えてから着手するのではなく、とにかく早く取りかかる。
そして、問題に対応しながら最善の改善策を講じて行けという姿勢です。
つまり、「行動しないと何も始まらない」ということです!!
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